『マーブル』は、Hamao先生の商業漫画作品。
大人びているヒロインをドキドキさせたい主人公。幼馴染であり、同級生であり、恋人同士という関係にある二人ですが、ちょっとした価値観の違いが丁寧に描写され、感情の機微を大切にした青春ラブストーリーが好きな方には特におすすめしたい一作です。
作品名 | マーブル |
作者 | Hamao |
掲載誌 | COMIC快楽天 2025年06月号 |
配信状況 |
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この記事では、『マーブル』の作品についてご紹介していきます。
『マーブル』見どころ
ここからは、『マーブル』の魅力について、できるだけネタバレを避けつつご紹介していきます。
幼馴染の恋人同士、でも価値観が少し異なる
物語に登場するのは、筑羽ひなた(つくばね ひなた)くんと、来奈(らな)さん。二人は幼馴染で、同級生で、恋人同士になった仲です。
物語の冒頭、観覧車の中で二人は恋人になって初めてのキスを交わすのですが、ドキドキするひなたくんに対し、来奈さんはあっさり。
期待していたロマンチックな雰囲気にならず、ひなたくんは拗ねてしまいます。
ひなたくんは、好きな人と一緒にいるとドキドキして、顔にも出てしまうタイプ。一方で来奈さんは、安心して落ち着くタイプで、感情をあまり表に出さない。
そんな、ちょっとだけ違う二人の温度差が、タイトルである「マーブル(まだら模様)」を想起させる感じ。両想い同士なんですが、一般的な男女が持っている価値観と少し違うところが物語に深みを感じる青春ラブストーリーとなっています。
ロマンチックな主人公と、大人びた余裕を見せるヒロイン
ひなたくんは、来奈さんにも「ドキドキしてほしい」と期待。自分だけが盛り上がっているような気がして、寂しさを感じてしまうようです。
一方、来奈さんは”好きな人といる安心感”を大切にしていて、あまり表には出さないけれど、ちゃんと彼を想っている。
ひなたくんは昔から”キス魔”気質で、来奈さんにすぐキスしたがる癖も健在。それに対して来奈さんは「ドキドキするのが苦手」と正直に伝え、時にははっきりとたしなめることも。
ロマンチックでピュアなひなたくんと、大人びた余裕を見せる来奈さん。この違いが終始一貫していて、ぎこちなくも愛おしい雰囲気を作っているんですよね。
掴みどころのない大人びた雰囲気
物語全編を通じて印象的なのが、ヒロイン・来奈さんの大人びた態度です。まるで、ひなたくんの行動をすべて見透かしているかのような落ち着きと余裕があるんですよね。
- “キスの先”を誘って、ドキドキで固まるひなたくんを見つめる表情
- 押し倒してきたひなたくんに対し、「押し倒して終わりじゃないでしょ…?」
- 「私の事ドキドキさせたいならもっと頑張って」
- 「下手だったらゴメン…」と先に謝るひなたくんに対し、「そんな気はしてるから大丈夫」
二人は一線を越えることになるのですが、本当に同い年なのか?本当に初めてなのか?と思えるほど。
そんな彼女が醸し出す雰囲気や態度が、ミステリアスで妖艶なんですよね。
ひなたくんが、彼女のことを「何考えてるかわからないところがある」とモノローグで語るように、彼女の思考が読めないんです。ひなたくんのことを「好き」って一度も言っていないんですよね。ひなたくんに言われて、「私は好きな人と一緒だと安心するけどなぁ」とは答えていますが。
幼馴染だから今更言う必要のない関係、ということでしょうかね。
しかし、ドキドキするのが嫌な来奈さんが、「ひなたにドキドキさせられるのは悪くないかな」と答えているので、好きであることは確実だと思います。
安易に「好き」と言葉にするのではなく、態度や微細なやり取りの中で伝えるような。そういった深い愛情表現がエモいですね。
まとめ
この記事では、『マーブル』の魅力について、ネタバレを控えつつご紹介してきました。
ぜひ参考にしていただき、Hamao先生を応援していきましょう。